仲介手数料の報酬上限改定に関して

こんにちは！

飯塚市の不動産会社、株式会社Step（ステップ）の荻原です。

 

今回は昨年7月から始まった仲介手数料の上限価格改定に関してです。

昨年の7月に800万円以下の物件に対して、仲介手数料の報酬額改定が行われました。

従来までは

買主様から200万円以下は5％、200万円を超える物件価格から400万円以下までは4％＋2万円、400万円を超える物件価格では3％＋6万円が上限でした。

売主様から400万円以下は18万円、400万円を超える物件価格からは3％＋6万が報酬上限でした。

改定後は買主様も売主様も800万円以下は30万円＋消費税3万円、800万円を超える価格からは3％＋6万円の上限になりました。

あくまで上限額ではありますが、100万円の物件でも33万円の仲介手数料が発生してしまいます。

 

例

・100万円の物件の場合

改定前

買主様　5万円＋消費税

売主様　18万円＋消費税

改定後

買主様　30万円＋消費税

売主様　30万円＋消費税

 

・300万円の場合

改定前

買主様　14万円＋消費税

売主様　18万円＋消費税

改定後

買主様　30万円＋消費税

売主様　30万円＋消費税

 

・500万円の場合

改定前

買主様　21万円＋消費税

売主様　21万円＋消費税

改定後

買主様　30万円＋消費税

売主様　30万円＋消費税

 

上記の金額に改定されます。

800万円以上は従来通りですね。

 

この報酬改定は、もちろん価格面での影響は大きいと思います。

しかしながら、この改定はデメリットばかりではありません。

従来までは頂ける報酬が少なく、低価格帯物件の取引を行った際に経費倒れする不動産業者も多くありませんでした。

物件を預かったとしても、広告費が高いので広告には出さないという不動産会社さんもあったと思います。

この報酬改定により、不動産業者も低価格帯の物件に力を入れやすくなったのです。

 

売主様からすると、仲介手数料こそ上がりますが、成約する確率は高まったのではないかと考えております。

買主様も今まではインターネット掲載が少なかった低価格帯物件でしたが、現在では掲載される事が多く、物件情報が入りやすくなったのではないかと思います。

 

ここからは不動産会社の営業マン兼経営者としても目線で語らせていただきます。

ポジショントークだと思われるかもしれませんが・・・。

200万円の物件でも2000万円の物件でも不動産業者としての業務は変わらないんですよね。

むしろ、200万円の物件の方が大変なケースが多いでしょう。

再建築不可等の問題があるから、200万円で売られているという事も少なくありません。

確かに100万円の物件で33万円を頂く事に対して、申し訳ない気持ちになる事もあります。

しかし、報酬額以上の取引を行える様にという気持ちで業務に励んでおります。

決して中途半端な仕事はしたくありませんので、しっかり報酬を頂き、しっかり仕事を行うだけですね。

 

当社では仲介手数料の値引きは原則行っておりません。

・最初から買主様、売主様が決まった状態でお話を頂いた時

・住み替え等で2回目の取引を行って頂いた時

この上記2点の際は例外で手数料のお値引きをさせて頂いております。

最初から買主様、売主様が決まっている時は、経費で最も高額である広告費が発生しませんので、値引き可能です。

住み替えの際は売却する際に満額を頂いて、買う時に値引きを行う事があります。

その2つのケース以外では値引きをお断りしております・・・。

お気持ちは分かりますし少しぐらいならという気持ちもありますが、それをやってしまうと満額を頂いているお客様に申し訳ございませんので。

ご理解いただけますと幸いですm(__)m

 

今後とも弊社を何卒宜しくお願い致します！

 

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